最近、誰かに感謝しましたか?
nagashiuchiです。
みなさん、ごきげんはいかがでしょうか?
もしかしてイライラしちゃってませんか?
今こうやってごきげんでブログを書いたりしてる僕ですが、前まではイライラしがちな人間だったんですよね。
思い通りにいかないと、かなりイライラしていました。
多分、心に余裕が無かったんだと思います。
で、それじゃいけないと思って、いろんな本やサイトを読み漁りました。
マインドフルネスや瞑想、アンガーマネジメント、脳科学まで・・・。
そこから得た結論。
人は、感謝の気持ちを持つとイライラしなくなる。
これはまぎれもない事実です。
実践してイライラ性格がウソのように治った僕が言うんですから!
日本のラッパーはやたらと感謝したがる、なんて話がありますが多分それは「イライラしないための知恵」なのではないかと思う今日この頃です(多分ちがうw)。
ただ、「じゃあ今から感謝の気持ちを持って生きていこう!」と思っても、多分うまくいかないです。
最初に心構えというか、きちんとした手順で進めていく必要があります。
という訳で今回は、僕が実践した「感謝の気持ちを育み、イライラしなくなる性格をつくる方法」を共有したいと思います。
なぜ感謝できるとイライラしないのか
そもそもですが、なぜ感謝の気持ちを持てるようになると、イライラしなくなるのでしょうか?
それを考えるためには、まずなぜイライラするのかを明らかにする必要があります。
人がなぜイライラするのか。
細かい理由はいろいろありますが、要は傲慢になっているからです。
傲慢というのは自己中、すべて自分の思い通りにいくべきだ、という考えが心の底にある状態です。
たとえば、人ごみで肩がぶつかったとしますよね。
相手に対してイラッとする人も多くいると思います。
これなぜイライラするかというと、傲慢な気持ちがあるからです。
オレ様が(ワタクシが)歩いているのに、普通よけるだろバカヤロー!
という気持ちが心の底にあるからです。
もっと極端に言えば「自分は守られて当然な存在。そのオレ様にぶつかるなんてけしからん」と思っているってことです。
こんな風に傲慢な人は、何事にもイライラしやすいのは当然ですよね。
生活するうえで現実が自分の思うのとは違う場面なんてたくさんあるので、いろんなことでついイライラしてしまいます。
というわけなので、イライラしやすい人というのは大体において傲慢な気持ちを持っていることがわかります。
ではなぜ感謝するとイライラしなくなるのか?に話を戻します。
もうお気づきかもしれませんが、感謝するというのは簡単に言うと謙虚な気持ちから生まれます。
例えばあなたが人に何かをしてもらったとします。
傲慢な人であれば、それを当たり前の事と思うので、感謝の気持ちはわいてきません。
でも、謙虚な心があれば感謝の気持ちでいっぱいになります。
少し極端に言えば、「こんな自分にこれだけのことをしてくれて、なんてありがたい!」という感情です。
感謝できる心を育むことで、謙虚になります。
謙虚になることで、傲慢さがなくなりイライラしなくなります。
感謝する心と謙虚な気持ちは、常にセットです。
感謝できるから、謙虚な気持ちになれる。
謙虚な気持ちだから、いろんなことに感謝できる。
感謝の気持ちを育み、イライラしがちな傲慢さをなくしていくのが今回の方法です。
最初は無理やりでも感謝する
なぜ感謝するとイライラしなくなるか分かりましたでしょうか。
それではさっそく感謝の気持ちを持って生きていくようにしましょう!
・・・と言っても、普通はいきなり感謝できるようにはなりませんよねw
特にイライラしがちだった人は、周りが敵に見えてしまいがちな精神状態のはず。
そんなメンタルで人に感謝せよと言われても、うまくいきそうにないのは当然です。
そこで、こんなのはどうでしょうか。
僕が読んだ本の中に、こんなのが紹介されていました。
それは、「とりあえず、どんなことでも感謝しまくる」というものです。
何があっても、小さな声で、あるいは心の中で「ありがとう」とつぶやくんですね。
そう、何があってもです。
僕はこれを「ありがとうごっこ」と読んで、実践することにしました。
例えば、
自分が落とした書類を同僚に拾ってもらって「ありがとう」。
彼女にコーヒーをいれてもらって「ありがとう」。
ここまでは、まあ普通ですね。
人にしてもらったから、ありがとうと言う。
今までも普通にしてきたことです。
なんだそれ、全然楽勝じゃん!
と思いましたか?
しかし、この訓練はまさしくどんな時でも「ありがとう」を言わなくてはいけないんです。
たとえ、
車の運転で無理に割り込まれても、
上司に厳しい言葉を言われても、
人ごみで足を踏まれたとしても、
心の中では必ず「ありがとう」と言わなくてはいけません。
しかし、想像すれば分かると思いますが、なかなか難しいんですねこれが。
僕も最初はめちゃくちゃ戸惑いましたね。
なんで自分を嫌な目に合わせた相手に対して、いちいちありがとうなんて思わないといけないんだ?なんてイライラしながらやってましたよw
だってそうですよね。
それまでは普通の人以上にイライラしてた人間ですからね。
しかも理不尽なことされてもありがとうを思えだなんて、苦行以外の何物でもありません。
思っていないことを思うのは、ほんとに苦労しました。
しかし、1週間くらい続けてきた頃、ある変化が訪れました。
感謝を続けることで見えてきたもの
無理やり心の中で感謝を続けた結果、自分の心の中に変化が。
それは、自分が今までいかに世の中に対して感謝の気持ちを持っていなかったかってことに気づき始めたんです。
当たり前、というか意識すらしてなかったことにも目が向き、感謝する土台ができていくのを確かに感じました。
また、それだけにとどまらず、
人からメールや電話がくること。
会社に行って仕事をすること。
家族に用事を頼まれること。
それまでなら、ただうっとおしいだけだったことも、無理やり感謝を続けることで、「ありがたいことでもあるよなあ」と思えるようになったんです。
これは多分心が「感謝すべきこと」に目を向けるようになってきたのではないでしょうか。
だって心だってウソはつきたくないじゃないですか。
本当に思ってないのにありがとうだなんて。
そのねじれ状態に耐え切れず、心の方が「感謝すること」に合わせはじめたのではというのが僕の推測です。
ただし、まだこの時点ではたった1週間です。
全部が全部ありがたいなんてのは到底思えません。
あくまで「感謝すべき面も、あるっちゃーあるかな?」程度です。
でも、これだけでもすごい進歩だと思いませんか?
それまでの自分は嫌な面にばかり目を向け、感謝すべきことには気づかない。
要は自分でイライラする思考に持って行っていたんですよね。
これではイライラのマイナス思考が治るはずはありません。
そのことに気付けただけでも、ありがとうごっこを始めた意味があるというものです。
謙虚な気持ちが養われ、イライラしなくなる
そしてさらに続ける事、1ヶ月。
最初の1週間ほどの劇的な変化はないものの、続けていくうちに本当に「ありがたい」と思える事柄が増えてきました。
あまり意識しなくても、人に感謝することが増えましたし、心の中だけじゃなくて相手に自然と「ありがとう!」と伝えるようになっていました。
感謝の気持ちを本当に持てるようになると人間はガラッと変わります。
気付けばイライラもほとんどしなくなり、結構ご機嫌な気分で過ごすことができるようになりました。
気持ちがご機嫌になると、身の回りで起こることも変わったように思えるから不思議です。
これを「引き寄せ」と呼ぶのかはわかりませんが、気持ちに余裕があると自然と周りの人たちもやさしく接してくるようになりました。
もちろんイラつくこともなくなるので、さらに感謝する心は大きくなっていきます。
まさに正のスパイラルです。
ドイツの文豪ゲーテは、かつてこんなことを言っていたと、ある本で読んだことがあります。
「人間最大の罪は、不機嫌である」
不機嫌が、さらに周りを不機嫌にさせ、そこから負の連鎖が始まるということです。
やがてその不機嫌は、自分に返ってきます。
逆に、ご機嫌であれば、周りをご機嫌にし、やがて自分にもご機嫌なことが返ってくるのではないでしょうか。
最後に:感謝の気持ちは偉大
この「ありがとうごっこ」を実践し、僕はイライラ不機嫌と距離を置く方法を身に付けることができました。
とはいえ、「ありがとうごっこ」を始めてから結構経つので、今でも油断すれば感謝心が薄れてくるのも事実です。
忙しくて余裕がなかったりすると、ついつい「ありがとう」の心が疎かになることもぶっちゃけあります。
でも、今は以前のようなイライラ野郎に戻る事は絶対にありません。
「ありがとうごっこ」を思い出し、謙虚な心を取り戻す方法を知っているからです。
あなたも騙されたと思って、一度実践してみてください。
少なくとも今より悪くなることはないはずです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!