【伊丹グリーンジャム2018】真心ブラザーズのライブが最高だった件

先日、伊丹市の昆陽池(こやいけ)公園で開催された、
ITAMI GREENJAM(グリーンジャム)2018」に行ってきましたー。

僕のお目当ては何といっても真心ブラザーズ

昔から大好きなんですよね、真心。
でも今までライブとかは行った事なくて。

今回は伊丹グリーンジャム2018での真心ブラザーズのライブについて、自分の備忘録も兼ねてお伝えします!

ITAMI GREENJAM(伊丹グリーンジャム)って?

伊丹グリーンジャムっていうのは、
関西最大級の無料ローカルフェス」と銘打った野外で行われる音楽フェスです。
伊丹市の昆陽池(こやいけ)公園という所で毎回開催されています。

僕は今回初めて参加し、それまでもちろん存在も知らなかったんだけど、調べてみると2014年からやってるんですねー。で、今回が5回目。
中止になっちゃった年もあったみたいですが、有料フェス顔負けのアーティストが参加したりと年々話題になり、とうとう2017の時は2万人を超えちゃったみたいです。

これまでにはスチャダラパー、竹原ピストル、カジヒデキ、ホフディラン、真心ブラザーズといったかなりメジャーなアーティストを呼び、地元の人たちを中心に楽しませてきました。

ちなみにどういう経緯で始まったフェスかというと・・・

地元伊丹市の若手クリエイター集団が中心となり「音楽」「アート」「ファッション」「デザイン」などの文化価値を活用して、自分達の街をもっと面白くしようと開催している無料野外音楽フェス。

公式HPにはこんな風に載っていました。
要は伊丹のクリエイターたちが自分の街を盛り上げよう!って気持ちから始まったと。

でもどうしても気になるのは、「なんでこんな豪華なフェスが無料でできんの?」なんて下世話なこと。

まあ普通に考えるとスポンサーを集って出資してもらって・・って感じなんでしょうかねー。
HPに小さく「協賛」として伊丹市って書いてたので、もしかしたら地方自治体の地域振興として予算が出たりしてるのかな?
伊丹は飛行場があったり、自衛隊の駐屯地も多かったりする関係上、それなりに潤っている自治体ってのは聞いたことあるので、そのあたりも関係しているのかもしれません。

ちなみに今回のスペシャルスポンサーはTOYO TIRES。
その他にもイオンモールとか大東建託とか聞いたことあるような企業が多く名を連ねてましたね。
年々動員数が増えてるので、スポンサーも集まりやすいのは確かでしょう。

どんな雰囲気のフェス?

この昆陽池公園って普段はほんと普通の公園なんですよ。
何度か来た事ありますが、敷地の大半は大きな池で占められている自然豊かな場所。
ジョギングする人がいたり、家族連れで遊びに来たり、ひなたぼっこをするおじいさんがいたりする、ごくフツーのちょっと大きな地元の公園って感じです。

そんな場所なので、開催されるフェスの雰囲気も実にアットホーム。
さすがにこの日は若者が多かったですが、それでも小さな子供からお年寄りまで、ふらっと雰囲気を味わいに来たみたいな人もいっぱいいましたよ。

いわゆる「ガチのフェス勢」みたいなのはほとんどいなかったです。
小さなテントを貼って場所を取ってる人たちもいましたが、それでも有料のガチフェスとは全然違ってあくまで「日よけ場所を作ってる」って感じ。

ステージは3つあります。
僕が行ったのは「グリーンステージ」があるところ。
昆陽池公園内で一番開けている広場に2つのステージが組まれていて、周りには物販ブースやアートエリア、いろんなお店が並ぶマーケットエリアなどがあります。

今回僕は真心ブラザーズだけが目当てだったので、彼らが登場する1時間くらい前に来ただけだったのですが、音楽を聴きながらお酒を飲みながら1日中ダラダラするのにはピッタリの雰囲気でしたねー。
実際そういう人が大半の気がします。

どっちかというと人混みが苦手で、フェスとかあんまり行ったことなかった僕でさえそんな気持ちになるような、ほんとアットホームでいい感じのフェスでした。

真心ブラザーズのライブレポート

さてここからは、伊丹グリーンジャム2018で行われた真心ブラザーズのライブについて書こうと思います!

「え、真心くんの!?」

彼らが伊丹の無料フェスに来ると知ったのは、フェス開催の1ヶ月くらい前。
フリーペーパーマニアの嫁が何かの情報誌を読んでて「え、真心くんの?」なんてびっくりしてたんです。
「何の話?」聞くと、どうやら伊丹で無料のフェスがあり、そこに真心ブラザーズがやってくると。

ほうほう、それはもう行くっきゃねーな。

その場ですぐに意見が一致し、それぞれグリーンジャムについてネットで調べたりする作業に。

ぶっちゃけ、いくら真心が来るからといっても、あくまで無料のフェスなんでそこまで期待してなかったんですよね。
でもいろいろ調べてみると、過去にはスチャダラパーや竹原ピストルなんかが来てたり、今年は今年で真心以外にもカジヒデキやホフディラン、他にも桐嶋ノドカとか踊ってばかりの国など、名前は聞いたことあるようなアーティストもちらほらいたり。

そんな情報を仕入れるにつれ、僕たちの期待は否が応でも高まっていったわけです。

真心タイムまであと1時間

当日、嫁と自転車で昆陽池公園へ。
真心の出番は4時15分ということで、大体1時間くらい前に着いたのかな。
ほんとはもっとギリギリでもいいかなーなんて思ってたんですが、事前にホームページを見てると「入場規制もありうる」的なことを書いてたので、ちょっとビビッて前倒しで家を出てきたんです。

公園の周辺にあったローソン100に寄って缶ビールを調達し、遠くで音楽が聴こえてくる公園の中へ。

僕らが最初にメインの広場に着いた時、「踊ってばかりの国」っていうバンドが演奏しているところでした。
グリーンステージ前のスペースは30m×30mくらいの四方をフェンスで囲っているのですが、既にスペースは埋まってましたね。
まあ別にその中に入らなくても、フェンスの外からでも十分近い距離から見ることができますよ。

「踊ってばかりの国」は、僕でも名前だけは聞いたことがあったくらいなので、ロック界でそこそこ有名なバンドなんだと思います。
5人のうちギターが3人という編成で、3本のギターが絡む演奏はめちゃくちゃ迫力がありました。

彼らの演奏が終わり、しばらくすると横のステージでは桐嶋ノドカのライブが始まりました。
キーボードとアコースティックギター(曲によってバイオリン)というシンプルな構成でしたが、力強くも透き通った声が晩夏の昆陽池公園にやさしく響き渡っていました。

いよいよ真心ブラザーズ登場!

桐嶋ノドカの演奏が終わり、次はいよいよ真心ブラザーズの登場。
気付けば既にグリーンステージ前には人がたくさん集まってきてました。

「どうせなら近くで見る?」

最初はビビッてフェンスの外から見るつもりだったけど、嫁がそう言ってきたので思い切ってフェンスの中へ。
ステージまで15mくらいという距離に陣取ることができました。

僕らが中に入った時はまだフェンス内には半分くらいだったんですが、出番の直前になるとスペース内は満員御礼状態に。
ふと隣の「ステージオブジャム」のステージ前を見ると、そこもほぼ満員。
さすが真心!

さて音響スタッフさんの調整が終わり、ステージ上には誰もいない状態に。
しゃれたBGMが流れだし、しばらくした後ステージ上に遂に二人が登場!!

「空にまいあがれ」でいきなり最高潮

2人がステージに上がり、軽く挨拶をした後すぐにライブスタート。

1曲目は「空にまいあがれ」。

実はライブ前に嫁と曲の予想をしてたんですよ。
この曲は絶対やるだろなーとは思ってましたが、まさかの一発目でテンションいきなりMAX!
野外ということもあり、またアルコールでいい気分になっていたので、ほんとに空にまいあがっていくような最高の気分にさせてくれました。

まさかの「愛」「アーカイビズム」で場内ノリノリ

今回、予想していなかった曲もたくさん演奏してくれました。
」や「アーカイビズム」なんかがそうです。

何を隠そう、真心の曲の中で一番好きと言ってもいいくらいの曲が「愛」なんですが、シングルでもないしどっちかというとマイナーな曲(のはず)なので、フリーフェスでやるなんて全く思ってませんでした。

あのギターリフが聴こえてきた瞬間、嫁と顔を見合わせて「え!?」となりましたね。

何度もCDで聴いてた大好きな曲が、目の前で実際に演奏されている。
本当だったら管楽器が入っている曲なんだけど、その音は自動的に脳内で再生して補完。
生で聴いて改めて思ったけど、この曲のギターリフはやっぱかっこいいわ。

それとアーカイビズム。
あの場にいた何人が一体この曲を知っていたのでしょうか(笑)

でも確かにライブ映えするというか、ベースの動きが速くファンキーな曲なので、みんなノリノリでしたね。

愛もそうだけど、初めてでも体が勝手に動くような曲を選んでくれた感じがしました。

誰もが知ってる定番曲もちゃんとありました

「みんなが知ってる曲やるよー」

そうYO-KINGが言って始まった「どかーん」。

誰もが知ってる曲と聞いて僕は「お、サマーヌードくるか?」と思いましたが、先にどかーんが来ました。

確かにどかーんは高校野球の応援では超定番だし、真心の曲の中でもしかしたら1番みんなが耳にしている曲かもしれないね。

で、これまたライブで改めて聴いてると、この曲もベースが結構動くんですよね。
シンプルで単純な曲のイメージがあったけど、ライブ映えという意味では1、2を争う曲といっていいのではないでしょうか。

そしてその次に来たのが、おたませしました「サマーヌード」!
これを聴きに来たのよ、みたいなオーディエンスも多かったことでしょう。

「夏の終わりにこの曲、聴いてください!」みたいなYO-KINGのMCで始まった、これまた誰もが知ってる曲。

この曲もホーンや女性コーラスが特徴の曲なんだけど、それは脳内で補完しつつ曲に身をゆだねる。

なんかね、久しぶりに幸せを感じた夏の終わりでしたよ。

とまあこんな感じで、最高潮のままライブは終了。
ライブが終わると同時に、僕の2018夏も終わったと言ったらカッコつけすぎでしょうか。

まさかのアンコール

・・・と思ったら、どこからともなく始まったよ「アンコール」。

今時「アンコール!アンコール!」みたいなベタなコールの仕方あるの!?
なんてあんまりライブ行った事ない僕でもちょっと恥ずかしい感じのコールだったんですが、素直にもうちょっと聴きたかったので周りに合わせて手拍子&アンコール。

いやー、でもここ、フリーフェスだぜ?
さすがの真心でも、出てこないんじゃない?
というか、出てこなくても全然いいっすよ僕。
むしろ出てこない方が、かっこいいんじゃないの・・・。

そんなことを思いながら、舞台の隙間を眺めていました。
そうそう、僕のいた場所から舞台の裏が少し見えてたんですよ。
んで、どうやらそこがアーティストの控えスペースになってたっぽいんですよね。
そこをじっと眺めて手拍子してたんですが、しばらくすると二人が小走りでこっちに向かってくるのがちらっと見えました。

もう1度言います。
小走りしてたんです(笑)

「うおっ、ほんまに来てくれた!」

思わずそう口にしました。

ステージに上がるなり、「無料なのにアンコールまでしてくれてありがとう!」とYO-KING。
場内は拍手と爆笑に包まれました。

こういう皮肉をさらっと面白おかしく言えちゃうのも彼らの魅力なんだよなー。
僕はフリーフェスは初めてでしたが、多分こういう場でアンコールとかはあんまりしないものなんでしょうかね(笑)

でも、彼らは来てくれた!!応えてくれた!
再び僕らの前に現れてくれた!しかも小走りで!!

「あの、練習してきた曲は全部やっちゃったんで、もうないんですけど。じゃあ、もう1回どかーんやります!」

YO-KINGのそんな言葉で始まった、2回目のどかーん。
心なしか1回目より盛り上がってましたね(笑)

曲の途中に「デジャヴ!!」なんて合いの手を入れるYO-KING、面白すぎました。

またまた最高潮を迎えたこのライブ。
曲が終わって最後はけていく時、「次回からアンコールは課金制でお願いします」なんて皮肉っぽく言う桜井さん、最高でした。ありがとうございました!

セットリスト

さてこの日のセットリストは以下の通り。
曲は間違いないと思いますが、もしかしたら順番がちょっと間違ってるかも。

・空に舞い上がれ
・babybabybaby
・拝啓ジョンレノン
・アーカイビズム
・愛
・メロディ
・Z
・どかーん
・サマーヌード

・どかーん(アンコール)

MC

MCで2人が話してた事を、覚えてる限り書いてみます。
セリフっぽく書いてますが、この通りに話してたわけではない事はご理解くださいね。
でもニュアンスとか内容はもちろん本当に言ってたことなのでご安心を。

伊丹について

桜井「実は伊丹に親戚がいまして、すごく久しぶりだったんですが、ライブ前に会ってきまして。写真とか一緒に撮ってきました」

当日の天気について

桜井「雨って聞いてたけど、降らなくてよかったね」

YO-KING「ほんと。でも僕のとぼけたアプリは、さっき着いた時もまだ雨って言ってたよ。いやいや、現に晴れてるから(笑)」

桜井「まだ言うかって(笑)意地でも間違いを認めないという」

桜井さんの新曲「Z」

~「Z」の最後に桜井さんがやったパフォーマンスについて~

YO-KING「最後のいいね、何あれ。Z!!また何か別のZになってた感じもするけど(笑)」

桜井「仮面ライダーZ!的な(笑)」

YO-KING「いいですねー。この曲、何度か人前でやってますけど、初めて出ましたね今のは」

桜井「よし、次からもこれでいこう。・・・音声さん、今後は最後の部分エコー強めにお願いします!」

YO-KING「そういうことは終わってから打ち上げで言いなさい(笑)」

桜井「でもすぐ忘れちゃうんで・・・」

YO-KING「まあね、アイデアはすぐこぼれていっちゃうから」

何かの曲間に

YO-KING「最高の景色をありがとう!!」

個人的な懺悔と後悔

えー、いきなりですがこの場を借りて懺悔したいと思います。

それは何かというと、撮影についてです。
何を隠そう、ライブの途中にスマホで撮影しちゃったんです。

とはいえ隠し撮りとかのつもりはまったくなくて。
ただこの最高の瞬間を後でも楽しみたくて、思わず撮っちゃいました。

いや、心のどこかでは感じてたんですよ。

「あれ、俺フツーに撮ってるけど、もしかしてライブとかって撮影はNGなのかな?」って。

でも、僕のすぐ後ろにいるスタッフの人たちも全く何も言わないし、ライブとかなら普通はある事前の注意アナウンスもなかったし、もしダメなら注意してくれるだろう、なんて思いながら撮ってました。

ライブが終わって会場から出る際、フェンスの所にちっちゃい貼り紙が目に入って仰天。

「アーティストの撮影はご遠慮ください」

えーーーー!!

まったく気づいてなかった・・・。
知ってたら絶対に撮ってなかったのに・・・。
無いとはおもうけど、もし真心の二人に見られてたらいい気はしなかっただろうな・・・。
てかこれが原因で彼らが来年以降来てくれなくなったら・・・??

ライブがめちゃくちゃ最高だっただけに、自らが犯した過ちに気づいて少し落ち込んじゃいました。

ライブ中で撮ったすべてのデータは消去しておきましたので、どうかご勘弁を!

そして、来年以降このフェスに参戦する予定のあなたへ。
ぶっちゃけ、そこまで大々的に「絶対撮影禁止!!」みたいな雰囲気はないんですよ。
実際、僕以外にも撮ってる人は結構いました。
何ならSNSにのっけちゃってる人もいたりして。

なんですが、一応フェス側のスタンスとしては「撮影ご遠慮ください」です。
後からHPとかを見てみると確かに「撮影はご遠慮ください」ってちゃんと書いてますので、どうかその辺りくれぐれもお気をつけくださいね!!

まとめ

控えめに言って最高でした。

これでなんで無料なんだろう?本当に無料でいいの?
途中からずっとそんなことを思っていました。
多分その場にいた人はみんな思ってたことでしょう。

ぶっちゃけ、「自由に金額決めてお金を入れてください」的なことを後から言われたとしても、余裕で2000円くらいなら払っちゃいたい気持ちになってましたよ(笑)
真心をあの距離(15mくらい)で聴けるなんて思ってもなかったので、それくらいの価値はありました。

ただ、知らなかったとはいえ撮影は遠慮しなきゃいけないのに軽々しく撮っちゃったのは猛省しております。

特に今はSNSとかですぐに公開できちゃったりするので(現にしてる人いました)、著作権とかのことを考えても気をつけたいところです。

いろいろあったけど、夏の最後にいい思い出を作ることができた伊丹グリーンジャム2018。
来年は誰が来るのかなー。
次は朝から行ってみようかなー。

今から楽しみですねー。
開催してくださった皆様、そしてアーティストの方々、本当にありがとうございました!

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