ノーベル文学賞が発表されましたね!
今回はカズオ・イシグロさんに決まりました。
最初名前を見た時、カタカナだったので外国人かと思いましたが、よく見ると日本人の名前っぽかったので日系の方だと分かりました。
どんな人なのか、ざっくりと見てみましょう。
まずは生い立ちから
・1954年生まれ、長崎出身
・漢字表記は「石黒一雄」
・5歳の時に親の仕事でイギリスに移住
・1982年にイギリスに帰化、1986年にはイギリス人女性と結婚
もちろん英語はペラペラ
62歳ってことは村上春樹さんより6つ年下なんですね。
5歳の頃からイギリスに住んでいるだけあって、記者会見では英語ペラペラでしたね。
やっぱり語学は小さい時から触れて使っていると有利なんでしょうねー。
私より少しだけ英語ができる嫁が「やっぱりイギリス英語はキレイだね」って言ってました。私にはさっぱり分かりませんでしたがw
逆に日本語は話せなかったりするんでしょうか?
後でも出てきますが、書いた本が翻訳されて日本で出版されているところを見ると、どうやら日本語は使えなさそうですね。
最初は歌手志望だった
上には書いていませんが、ギャップイヤー(進学の合間の空白期間)の際に旅をしたり、レコード会社にデモテープを送ったりしていたそうです。この頃はボブディランのようなシンガーソングライターになりたかったと本人は話しています。
幼い頃の回想が処女作に
しかしその後、彼は小説家の道を選ぶことになります。
故郷である日本の事をずっと考えていた時期があり、
その頃に書かれたのが長崎の回想を描いた処女作「遠い山なみの光(邦題)」だそうです。
やっぱり幼い頃の記憶って、心のどこかに必ず残ってるんでしょうねー。
それが何かの拍子にパッと出てきて心を動かされたりすると、それが小説などの作品に昇華されたときすごいパワーというか説得力を持って表現されるんでしょうね。
僕も小さい子供がいますけど、今のうちに色々経験させておきたいなと思いましたね。
いや、どうしても小さいときって外出しても親の行動だって制限されるし、そもそも遠出でどこ行ったって本人は覚えてないだろうなんて思ってしまうんですけど、いろんな景色を見せておきたいところですね。
日本でも有名な作品「私を離さないで」
その後も精力的に作品を発表するカズオ・イシグロさんですが、
2005年作品の「私を離さないで」は日本でも翻訳されて単行本が発行されていて、後に映画化や舞台化。さらには2016年には日本のテレビドラマにもなったというから、日本では意外と知ってる人も多い人だったのかもしれませんね。文学ファンよりむしろ映画ファンの間で知っている人が多いでしょうか。私は今回初めて知りましたがw
ちなみに映画は演出が蜷川幸雄さん、主演が多部未華子さんとかなり豪華!それほどいい作品ってことには間違いなさそうですね。私も早速本を買って読んでみたいと思います。
一方、ハルキ・ムラカミは・・・
ノーベル文学賞といえば、ここ日本では毎回期待されている人がいます。
そう、村上春樹さんです。今回も残念でしたねー。
個人的には村上春樹さんの小説はほとんど読んで持っているほど好きなので、次回こそは受賞してほしいと思っています。
そんな村上春樹さんですが、カズオ・イシグロさんは雑誌「文学界」で村上さんのことを最も注目している現代作家として名前を挙げています。
これは2006年のことで、まだ村上さんが「最有力候補者」とか言ってマスコミで騒がれる前の話なので、この頃から因縁(?)めいたものはあったのかもしれませんねw因縁と言うか、数奇な運命というかw
まあ、いつも騒いでいるのはマスコミやそれに乗っかる私たち視聴者なので、本人たちにしてみれば「なんのこと?」って感じなのかもしれませんけど・・・。
しばらく世間はカズオ・イシグロさんの話題でもちきりになるでしょう!
私もさっそくamazonでポチってきまーす・・・と思ったら、既に軒並み品切れ状態w
読んでみたい人は店頭で見かけたらすぐに買いましょうね!
それでは、また!