nagashiuchiです。
皆さんはCDって買いますか?
それともダウンロードやストリーミング配信で音楽を楽しみますか?
僕は最近こそ買う機会が減りましたが、それでもCDは買います!
で、よく言われるのは「CD買う理由ってなんなの?」ってこと。
spotifyとかのサブスクで大体の音楽は聴けるし、ダウンロード販売もしてるし、レンタルもあるのに、わざわざ高いお金を払ってCD買うメリットってあるの?
って感じで疑問に思う人も多いようです。
ということで今回は、これまで1000枚以上のCDを購入してきた僕がCDを買う理由やメリットについてお伝えしたいと思います。
音質が良い
意識しない人も多いですが、spotifyのようなストリーミングサービスの音源や、ネット上で販売されているダウンロード音源は圧縮されています。
圧縮するとファイル容量が少なくなるので使い勝手がいいんですが、音質的にはマイナスしかありません。
「人間の耳で聴きとれない部分をカットし圧縮しているだけだから問題ない」という意見もありますが、それでも厳密に言うとオリジナルの音ではなくなっているわけですね。
その点、CDなら圧縮する前の音質で聴く事が可能です。
このブログで何度も書いてますが、僕はヘッドホンマニアだったので音質には人一倍こだわりがあるんですよね。
究極の音質を求めた結果、50台以上のヘッドホンを所有するはめになったほどです!
なので、ヘッドホンで音楽を聴くには音源自体がいい音ってのは大前提。
少しでもいい音で音楽を聴きたくて性能の高いヘッドホンを使ってるのに、聴く音源が圧縮されているのはナンセンスですよね。
今の時代はパソコンやスマホで聴くスタイルが主流なので、私たちの生活で圧縮音源はもはや欠かせません。
ですが、僕のようにいい音質を求めて自宅のステレオでじっくり聴くタイプの人がいるのも事実です。
そういったタイプの人にとってはCDを買うことはメリット、というかむしろ大前提ですね。
モノとして所有できる
かたちのあるモノとして持っておかないと気が済まない人って確実にいるんですよ。
これは何も音楽に限らず、例えばテキスト文書なんかもそうです。
ネット上で見つけた参考資料をブックマークで済まさず、プリントアウトして紙で手元に持っておきたい人。
まあネット上だとホームページごと無くなっちゃう心配もありますから、気持ちは分からなくもないですよね。
無くなっちゃうという意味では、ダウンロード音源だとデータが壊れて聴けなくなる可能性もないことはないです。
その点、CDで持っておくと物理的な破損以外で聞けなくなることはそうそうないので安心感があります。
個人的にこの「元音源を所有している」という安心感は、CDを買う大きなメリットですね。
CDを持っていれば劣化してない音源を無限に作り出すことができます。
もちろん複製したものを販売したり譲渡するのはダメですが、例えば自分なりのコンピレーションアルバムを作って楽しみたい時なんかも、非圧縮音源でCDを作ることができます。
自分で一生懸命つくったコンピアルバムを友達や彼女に貸してあげたりするのがまた楽しいんですよね。
・・・え?
クラウドで管理してるからプレイリスト共有すればすぐできるよって?
いやー、なんつーか、時間かけてつくるからこそ意味があるというか、ねえ。
まあこの辺の考え方は人によって価値観が大いに別れるところだと思います。
効率を求めるのか、あえて手間をかけることに豊かさを見出すのか。
手間が情緒だなんだって言ってたら、ホリエモンとかに一蹴されそうですけどね(笑)
コレクションして楽しめる
完全に自己満足です。
ズラーっと棚に並んだCDコレクションを見て、一人悦に入ったりします。
フィギュアとかプラモデルなどのコレクションを眺めて楽しむ人の感覚に似ています。
というかまったく同じだと思います。
ちょっと思いついて、アーティスト順に並び替えたり、アルバム名順に並び替えたりして楽しんだりもします。
そんなのパソコンやスマホ上でソートをかければ1秒でできることを、あえて自分の手を動かして並び替えることに喜びを感じるんですね。
並び替えながら「あー、これよく聴いてたなあ」なんて思い出に浸ったりなんかして。
その頃の思い出がよみがえってきて切なくなったりします。
「それ何が楽しいの?」と聞かれるとそれまでです。
ただ楽しいんだとしか言いようがありませんね。
盆栽の手入れをしているおじいさんに同じことを聞くのと同じくらい野暮です。
CDコレクションは、効率を求めない人にだけ許されたロマンです。
歌詞カードやブックレットがある
アーティストによっては歌詞カードやブックレットを含めて作品だと言う人もいます。
その歌詞カードやブックレットを所有することで、初めてそのアーティストのクリエイティブに触れることができる、というわけです。
アルバムだとその傾向は顕著でして、アーティストとしてはアルバムでひとつの世界観を創造しています。
曲はもちろん、歌詞カードのデザインなどでもその世界を表現しようとしているわけです。
もっと細かくいえば、そこに載っている歌詞のフォント(文字の書体)にもこだわりがあるんですよね。
CDトレイが色付きのものになってたり、紙ジャケ仕様になってたりってのもありますね。
その点で言うと、ダウンロード音源では楽しみが半減しちゃうのかなと思ったりします。
あとCD派に多いのが、最後の方に書かれているクレジットを見たいって人。
このアルバムにどんな人がどんなカタチで関わっていたのか書かれているやつですね。
「おお、この人コーラスで参加してたんだ」とか「このエンジニア、確か○○のセカンドアルバムも手掛けてたよな」みたいな発見をするのが楽しいんです。
個人的には最後にある「スペシャルサンクス」を見るのも好きです。
家族に感謝していたり、友人の名前を出したり、「これを買ってくれた人」みたいなことを書いてたりと、アーティストの人柄が結構出る部分じゃないかなと思います。
まとめ
書いていて気づきましたが、CDを所有するメリットとダウンロードやストリーミングで聴くメリットは、以下のように分けられるのではないでしょうか。
・CD買う派⇒物理的なアドバンテージ、自己満足
・データで済ます派⇒効率的、合理的
僕はどちらかに偏らず、時と場合で使い分けてどちらの恩恵も受けています。
コレクションすることで悦に入り、とことん音質にこだわって聴くこともあれば、普段はspotifyで気軽に最新曲を楽しんだり。
さすがにipodとか外で聴くのに非圧縮音源だと不便ですからね。
どちらがいいとか悪いとかではなく、うまく使い分けることであなたの音楽ライフがもっと楽しいものになるはずです!