日本、金メダルおめでとう!
皆さん、平昌オリンピックは見てましたか?
いやー、月並みな表現ですが感動の嵐でしたよねー。
メダルの獲得数も過去最多なんだとか。
おじさんは年々涙腺が弱くなってきて困ります!
僕は幸いなことにリアルタイムで金メダル獲得の試合を全て観ることができましたよ。
羽生結弦選手のフィギュアスケート、小平奈緒選手のスピードスケート500m、高木美帆、高木菜那、佐藤綾乃、菊池彩花ら4選手のパシュート、そして高木菜那選手単独のマススタートです。
その一生懸命たたかう姿を見てて熱くなりましたし、同じ日本国民として本当に誇りに思いました。
羽生結弦選手の漫画のようなストーリー
中でも羽生結弦選手のフィギュアスケートの演技は鳥肌モノでしたね。
去年の11月に右足首を怪我して、今年1月までの2か月間練習してなかったんですよ?
ほとんどオリンピックにぶっつけ本番状態だったわけです。
それであの演技、金メダルを取っちゃうんですから、なんというか本人も言ってましたけど漫画のストーリーでもここまで出来過ぎなのは書かねーよっていう(笑)
羽生選手の国旗に対する扱いが話題に
さて羽生選手の演技については他に譲るとして、僕が改めて彼のポテンシャルの高さについて思い知らされたエピソード。
それは羽生選手の日の丸国旗の扱いについてです。
これ見た瞬間、もうなんなんだと。
どこまで完璧なんだと。
国旗を大事にする羽生選手 pic.twitter.com/ZFKqOjakvG
— ブレードランナー2017 (@bladerunner1985) 2018年2月17日
もし動画が消えてた時のために説明しておくと、これは羽生選手が金メダルを取った後でインタビューを受ける場面。
インタビューを始める前、手に持っていたものを床に置く際に一緒に持っていた日の丸を「国旗だけ誰か、下に置くことはできないから」と、大事そうにスタッフに手渡すシーンです。
別に愛国心がどうだと今さら言うつもりはありません。
僕だって自分が生まれた国の日本は好きですが、普段から愛国心ある行動をしているかといえばそうじゃないですし。
この羽生選手の行動を見て「うわー、国旗がどうとかって羽生クン、右翼なの?」的な声だったり、あるいは「愛国精神溢れる素晴らしい若者だ!」的な事を言う人が必ずいると思いますけど、これってもうそんなんじゃない。
そんなステレオタイプで脊髄反射的な意見はここでは野暮の極みだと思います。
国旗や国家に敬意を払うのは国際的に見ても常識、いわばマナー。
最低限できていて当たり前、逆に言うとできてないと恥ずかしいことなんです。
愛国心がどうとか思想がどうとかなんて言う以前の問題。
はっきり言って僕は羽生選手が愛国心があるのかとか、そういうことには興味がありません。
全世界の人が見ているああいった国際的な場で、日本人としてああいう「普通の」行いをすることができる。
僕が彼の動画のような振る舞いをいいなと思ったのは、国旗を大事にしているとかそういう表面的なことではなく、彼が国際的なマナーをきちんと守り、態度で示してくれたことです。
そんな彼は国をまたいで活躍するトップアスリートにふさわしいし、日本代表として本当に誇りに思います。
全世界メディアの前で日本代表でいることができるか
中には彼の行動を見て「わざとらしい」とか言う意見もあるようですが、誤解を恐れず言うならばぶっちゃけそんなのポーズでも全然いいんですよ。
彼については違うと思いますけど、心の中では国家や国旗について何の想いも持ち合わせてなかったとしても別にいいんです。ちょっと言いすぎでしょうか?
要は、全世界のメディアの前で国際的なマナーを守ることができるか。
日本という国の品位を落とさない振る舞いができるか。
一人の人間としてではなく、最後まで日本代表として世界と対峙することができるか。
ただそれだけですよね、これって。
その点においても羽生選手は100点、まさに金メダルです。
友情や尊敬の念は国境を超える
オリンピックは最大の国際スポーツ祭典。
国をまたいで感動を共有できるのは何物にも代えがたいものがあります。
羽生選手と銅メダルのフェルナンデス選手との友情や、普段は反日国家だと言われている韓国の選手と健闘を称え合う小平選手の姿を見て、改めて「スポーツっていいなあ」と感動した人は少なくないはず。
あれくらいのトップレベルになると、僕ら周りが思うような国家とかもはや関係なく、一人の人間同士としてお互いをリスペクトし合っているのがめっちゃ伝わってきます。
戦友みたいな感覚なんでしょうか?
どちらにしても、高みに到達した彼らにだけしか味わうことのできない気持ちでしょうねー。
ジョンレノンは音楽に国境はないと歌いましたが、スポーツにおける友情とか尊敬の気持ちにも国境はなさそうです。