ZOZOTOWNが送料自由!僕の送料の決め方はこうだ!

ZOZOTOWNの送料が話題になっていますね。
その名も「送料自由」。まだ今は試験的なサービスみたいです。

ZOZOTOWN 客側が自由に送料を決められるサービスを試験的に開始(livedoor NEWS)

【2017.11.05 追記】

結局、試験的導入だけあって10月いっぱいで送料自由は終わりました。思ってたより早かったですね(笑)
11月からは一律200円となりました。

前澤社長自ら言ってたように、送料自由は適正価格を調査するために実施してたようです。
アンケートで調査してもリアリティがないので、送料自由をすることでお客さんがどれくらいの送料を望んでいるか。それを実際に見たかったってことですね。

以下の記事では、僕がサービス開始当時に平均でどれくらいの送料をお客さんが出すのか、また0円にする人はどれくらいいるのかを予想していました。

結果的にはぴったりではなかったですが、あたらずとも遠からずといったところでしょうか。
答え合わせ的なことも含めて、意見などいろいろ書いてますのでご覧ください。

送料自由とは何か見てみよう

その名の通り、送料が自由なんですね。
買い手側が自由に送料を決められるわけです。

本来、5000円以上で送料無料なんですが、5000円未満でも送料0円にすることもできますし、逆に5000円以上でも払いたければ自由に送料は入力することができます。

ってことで、早速試しに見てみました。

デフォルトは400円。
他にも100円刻みで数字が並んでます。


おや?0円が無いじゃんって思ったら、その下にある「その他」のところで自由に入力することができました。

0円から上限は3000円まで。それ以上を入れると拒否されました。
まあそんなに払う人は一部のブルジョアか、ネット上で目立ちたい人くらいでしょうか。
出てきそうですよね、『ゾゾタウンで500円のTシャツに送料3000円払ったったwww』なんて人。

ヘビーユーザー的にもかなり嬉しいサービス

月額で送料無料のゾゾプレミアムが終了し、5000円未満の注文だと送料が必須になってから数か月経っていましたが、僕は必ず月額会員に代わるサービスが始まると予想していました。ZOZOTOWNを信じていました。前澤さんを信じてました。
そこで、この送料自由。いやー、まったくの予想外でしたねw

僕的には、定期的に送料無料キャンペーンとかするんだろうなーなんて普通のこと考えてましたけど、いやーさすがですね。斜め上行ってます。いい意味で。

思えばヘビーユーザーとしては月額会員ゾゾプレミアムが終了して「どうしようどうしよう」ってなってました。

関連記事:ゾゾタウンの限定クーポンが条件無しになる!?その他裏技の考察

まあどうしようって言ったって送料払えばいいわけなんですけど、それまで払ってなかったものを払わなければいけない事になるのは、人の心理としては抵抗がありますよね・・・。
これは別の記事で紹介したDaigo的心理テクで言う「ドア・イン・ザ・フェイステクニック」の反対バージョンですねw

関連記事:メンタリストDaigoの本の感想!じゃんけん必勝の心理テクニックも

いや、もちろん5000円以上買えば送料無料なんですけど、ZOZOTOWNはタイムサービスとかクーポンとかあったりして、欲しい!ってなった商品がすぐに売り切れちゃう場合もあるんですよね。
なので、なるべく早く抑えておきたいんだけど、僕が買うのは大抵5000円未満の商品なのでそれだけだと送料がかかっちゃう。

たまにしか買い物しないんだったら、他に欲しい商品探して半ば無理やり5000円以上にしちゃえばいいわけですけど、いつも書いてる通り毎週欠かさずZOZOTOWNから荷物が届くようなヘビーユーザーなんで、毎回そんなことだとちと厳しい。

てか、お得に欲しい商品がゲットできるからZOZOTOWN使ってるわけで、送料無料するためにお得でもない大して欲しくもない商品を買うなんてのは本末転倒なわけです。

そんなこんなで、毎回しぶしぶ送料を払っていましたよ。
いや、いいんです。送料を払うのは、ある意味当然です。配送会社の方が汗水垂らして運んできてくれているからこそ、僕は裸ではなく服を着て生活することができるのですから。

でも、でもです。
僕だけじゃないと思いますけど、普段から送料無料に慣れてしまってるんです。慣れ過ぎてしまってるんですよ。ぶっちゃけ、払うと損した気分にすらなるんですよね。

僕は払いませんよ。でも・・・

はい、もうお分かりでしょうが僕は送料は一切払いません!
送料自由化、万歳!!

・・・と言いたいところではありますけど、買った商品が1000円とかの時はちょっと罪悪感があるのも事実。いや別に悪い事してるわけじゃないんですけど、そんな時はやっぱり送料100円くらいは払っちゃうかもしれませんねー。

これはZOZOTOWNに対してというよりは、ヤマトのあんちゃんに対するチップ的な感覚でしょうか。もちろんZOZOが回収してZOZOの売上になるんですけど、気持ち的にね。

チップ制の先駆けになるかも

あ、もしかしたらこれがきっかけで、将来的にチップ制が広がるかもしれませんよ?
海外でウェイターやボーイとかに渡すあれです。ここ日本では意外とネット上からチップ制が認知されだしたりするかもしれません。
寄付とかでも、駅とかで募金活動やってるのを見ても中々入れにくいものがありますが、ネットでワンクリック募金とかあったら結構気軽にしちゃいませんか?あれと同じノリで。

レディオヘッドが似たような事してました

僕がこのサービスのことを知った時、思い出したのは昔レディオヘッドがそんなことしてたなーってことです。

レディオヘッドっていうのはイギリスの超有名なロックバンドなんですけど、10年くらい前にアルバムを出したときに「ダウンロードは自由にどうぞ。価格はあなたが決めてください」ってやったんです。すごく斬新で話題になりました。当時はまだネットで音楽をダウンロードする事がそこまで一般的ではなかったですし。

で、結果はどうだったか。
気になりますか?どうなったと思いますか?やっぱり無料でダウンロードした人が多いと思いますか?

無料にする人はやっぱり多い

はい、その通りです。
大半の人は無料でダウンロードしたという結果が出ています。
(ちなみに僕はこのアルバム、2500円出してCDで買いましたけどねw)

レディオヘッドは世界的に有名なので、世界中の人がダウンロードしたのですが、
そのうち62%は無料でダウンロード

一方、38%はお金を払ってダウンロードしています。

で、その人たちがいくら出したかというと、
最も多い価格帯が4ドル未満で17%。全体の平均は6ドルでした。

ちなみにアルバムの通常価格である8~12ドルの価格帯も12%いたので、
適正価格で買おう」って人も一定数はいるわけですね。

ZOZOTOWNの送料自由だとどうなるか予想してみた

これを参考にしつつ、今回のZOZOTOWNの送料自由はどうなるかを予想してみると、
やっぱり大半は無料にすると思います

ZOZOTOWNだと本来は5000円以上なら送料無料なわけですから、買い物金額が5000円以上の場合はまずほとんどの人は送料0円にするに違いありません。

ただし、5000円未満でも0円にする人は必ずいます。というか半数はそうするでしょう。
上述したように、現代人はあまりにも送料無料に慣れ過ぎています。

まあ5000円未満って言っても幅があるので、金額によって変わってくるとは思いますよ。
例えば僕でしたら、おそらく3500~5000円位なら0円にしちゃいますね、きっと。

たださっきも書いたように、1000円とか2000円になってくると変な罪悪感というか、まあ気持ちですよね。100円とか200円とか送料でプラスしちゃうんじゃないでしょうか。ヤマトのあんちゃんに対するチップ的な。「ご苦労さまです」って感じですね。冷たい麦茶でも飲んでくださいね~みたいなね。

案外、僕みたいな考えの人は多いのではないでしょうか?

ただ、レディオヘッドの時のように適正価格をちゃんと払う層も必ずいますよね。
5000円未満だったらちゃんと送料400円(ZOZOのデフォルト金額)払う人たち。素晴らしい!

【2017.11.05 追記】

「大半は無料にするだろう」って予想は見事に当たりましたね!
1日~22日までの約3週間で、送料を0円に設定した人は43%だったそうです。約半分ですね。

ただ、自分の周りでも実際にいたんですが、送料設定の下限が「100円」と思ってた人もある程度いたのではないでしょうか?

送料決める画面で「その他」を選べば自由に入力できるのですが、そこが少し分かりにくかった気がします。金額を選択する箇所では0円がなく、100円が最低金額になってましたからね。
なので、本当はもっと50%に近かったと思うのですがいかがでしょうか。

送料自由で払う世間的な平均額は

以上を総合しますと、ZOZO利用客が自由に決める平均送料はずばり!
250円位に落ち着くのではないでしょうか。

もっと低いかなー。
ブルジョアな人がどんだけ多く払うかがカギを握っていますね!
てか今回のサービスではデフォルト400円ってのが、自由度を狭めてる気はします。
入力しない場合は0円になるようにして、その注意書きをしなければあるいは400円以上払う人も多いかもしれない。まあそれでも元々のZOZOTOWNの送料を知ってる人はそれ以上は絶対払わないでしょうけど。

結果データが発表されたらまた書きますね。

それでは!

【2017.11.05 追記】

こちらは少し外してしまった感じですね。
1円以上の送料を設定した人の平均は96円だったそうです。少なっ!!

やはり自由でいいって言われると、そうなりますよね。しかし96円・・・100円以下ですか。0円にした人を除いてこの金額でしょ?いやー、予想よりだいぶ少ないですね。

個人的には、100円以下を入力することが理解できないですね。いや、少ないとか言ってるんじゃなくて、100円以下にするなら0円でいいじゃんって思っちゃいます。やっぱりそれは罪悪感みたいなのがあったんでしょうか?50円とか70円とか入れてた人も多かったんでしょうね。もう手紙感覚ですね。

・・・とかなんとか言いつつ、私も期間中に何度か注文しましたが、全て0円にしちゃいました。てへ。
まあこれは購入金額がそこまで安くはなかったからってのが大きいです。と言い訳をしてみる。
上に書いてたように、1000円とか2000円ならさすがに送料は入れてたかなー。まあそれでも100~200円とかでしょうけどね。

今思えば、レディオヘッドのケースを参考にしたのが間違いだったかな?
CDなんてみんなの共通認識で大体どれくらいの価格かっていうのはあるじゃないですか。
それに比べて、送料なんてのは結構店によっても幅がある。住んでる地域によっても変わってきますし、僕みたいに購入金額によって金額に対する意識も変わってくるはずです。

こんな面白い結果も出ていますね。地域別の平均送料です。

関西勢が軒並み安くしてるのは、ある意味予想どおりですかね(笑)驚きはあんまりないです。

興味深いのが、東北地方が高くなっていることです。県民性とかあるんでしょうか。

気になるのは、北海道や沖縄がそれほど高くしていないことですね。
ネットショップをやってたから分かりますが、北海道や沖縄は他の地域に比べても送料が高くなるんですよ。佐川、ヤマト、日本郵便、どこの業者もこれは同じです。主要都市の東京や大阪からの発送だと尚更です。

で、楽天とかで買い物してたら送料一律ではなく、地域によって送料が変わる店って結構あるんですよ。その際、当然一番多く取られるのが沖縄で、その次が北海道です。配送業者から提示されている料金がそもそも高いので、店側からしてもこれはやむをえません。

なので、この2地域に住んでる人っていうのは、普段から送料を多めに取られている人たちなんです。その人たちが、自由に設定していいよーってなったら今回のような結果になったわけですね。普段から抑圧されているのでしょうか、その反動で安くしたった感はありますね。気のせいでしょうか。

さて、購入金額、住んでる地域、店舗などによって適正価格が変わってくるからこそ、今回の試みはとても興味深いものになりましたね。
前澤社長も言ってたように、お客さんがZOZOの送料がどれくらいが適正と見ているのかハッキリではないにせよ、とっかかりにはなったのではないでしょうか。

11月からは一律200円です。
注意点としては、購入金額がいくらであっても送料は必ず取られるということです。
これには賛否あると思います。これまでZOZOでは5000円以上だと送料無料だったからです。

でも多く買えばそれだけ荷物も大きくなるので、やはり送料は払うべきとは思いますね。送料自由で0円にしてた僕が言っても説得力ないと思いますけど(笑)

ただしこれまで無料だったものが、少額にせよ払う必要があるというのは心理的に抵抗があるのは間違いないですね。
そもそも、各店舗がなぜ「〇〇〇円以上で送料無料」というのをやってるのかというと客単価を上げるためです。
4000円の買い物をしようとしているお客さんが「あと1000円払えば送料無料になるのか・・・だったらあとTシャツ1枚買っとくか」なんてのを促すためです。

なので、それが無くなるってことは、客単価は若干下がるのではないでしょうか。まあそんなことはZOZO側も重々承知なのでしょうけど。
それより一律200円にして多少割安感が出たことで、新規ユーザーを取り込んでいく、あるいは既存ユーザーがもっと気軽に買い物できるメリットの方に期待したということなのでしょうか。

ZOZOは今後、送料100円になるべく近づけるよう努めると言っています。
そうなる日を期待しつつ、これからもZOZOライフを楽しんでいこうと思います!

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