どうも!お金について絶賛勉強中のnagashiuchiです。
先日の記事でも書いた通り、僕はお金については本当にド素人でして、このままじゃいかん!ってことで勉強を始めようと決意しました。
参考:FP技能士の資格は仕事に活かせない?僕がお金を勉強しようと思った理由
お金の増やし方、とりあえず教えて!
で、まず手始めにファイナンシャルプランナー3級という資格を取ることに。
試験勉強を本格的に始める前に、とりあえずテキスト以外のお金に関する本を読んでみることにしました。
何度も言うように、これまでお金のややこしい事は無縁の30数年間だったので、自分が何が分かっていて何がわかっていないのかすら整理できていない状態です。
なので、まずはブロガーさんのおすすめなどで興味を持ったものを読んでいこうと思い、買ってみたのがこの本。
お金のことを全く知らない青年が、お金に関してプロ中のプロである山崎元さんという人にいろんな質問をして、お金のことをやさしく教えてもらうという内容です。
なんというか、このド素人の青年が本当に何もわかっていないので(笑)、同じく何もわかっていない僕はまったく同じ目線で読み進められることができました。
amazonでのレビュー数、星の数を見ても分かるように、他の購入者からもほぼ完ぺきの評価がついています。
どんなにいい本でも読む人が多ければ評価は分かれるものですが、この本に関してはレビュー数が200以上と多いのにもかかわらず、ほとんどの人が満点に近い星をつけています。
しかもちゃんと内容を見てみても、どうやらサクラのコメントではなく皆さんちゃんとレビューしておられる様子です。
多分、ターゲットは僕のようなお金素人で、みんなこれ読んで「目からウロコ」だったんでしょうねー。
「そんな増やし方があったのか!誰も教えてくれなかったぞ!」なんて。
いや、本当にわかりやすかったです。
お金の増やし方は無数にある
で、その内容のうちのひとつとして「個人向け国債」という投資方法が出てくるのですが、今回はその国債について僕が学んだことをまとめてみたいと思います。
国債の話をする前に、皆さんはお金の増やし方って言うと何を思い浮かべますか?
宝くじ、競馬やパチンコなどのギャンブル、株やFXなどの投資もそうですし、そもそも労働もそのひとつです。
銀行に預けても利子がつきますよね。
こんな感じで、世の中にはいろんな「お金の増やし方」があるわけです。
で、じゃあ何を選ぶかなんですけど、これは考え方によって人それぞれ違ってきます。
「増える可能性は低いけど、一生働かなくてもいい位のお金が欲しいなあ」って人は宝くじを買い続けるでしょうし、
「少し増えるだけでいいので、元手は絶対減らしたくない」って人は銀行に預けると思います。
そこで考えたいのは、リスクとリターンのバランス。
宝くじはを1等が当たればかなりでかいけど、毎回買い続けても一生当たらない可能性の方が高いですよね。
つまり、高い確率で買った分がそのままマイナスで終わってしまいます。
競馬で考えてみても分かりやすいですよね。
早く走る可能性の高い馬は倍率が低く、そうでない馬は倍率が高い。
銀行貯金は元手が減るリスクはほぼ無い代わりに、見返りもほぼ無し。
世の中はうまいことできています。
しかし!最後の例にあげた、銀行よりも安全で尚且つ増える確率も高いものがあるとしたら、あなたはどうしますか!?
銀行の正体
本題に入る前に、銀行のお話を少しだけ。
お金のこと知らない人の特徴として、「銀行のことを単なる”お金を預かってくれるところ”だと思っている」というのがあります。
いや、それはそれで間違いではないんでしょうけど、正解でもないですよね。
銀行の本質は、人や企業にお金を貸してその利子を得る事です。
人からお金を預かって利子までつけられるのは「金貸し」で利益があるからこそできるんですね。
銀行はぼくたちが預けたお金を運用するビジネスで成り立ってるってことです。
で、もうひとつお金に無知な人が忘れがちなのは「銀行とはいえ、所詮は一企業に過ぎない」ってこと。
銀行は公務員でもなんでもなく、その辺の会社と変わらない一企業なので倒産などで潰れる可能性は十分あるってことですね。
「え!そうなの!?」って思っちゃった人は、僕と一緒にお金の事を勉強した方がいいかもしれません(笑)
国債は銀行より遥かに安全
お金の事って身近なものの割りに知らないことが本当に多すぎるんですよね。
特に日本ではお金=ダーティみたいなイメージがあって、大人になるまでに学ぶ機会がほとんどと言っていいほどありません。
ですから、損したくないのなら自分で勉強する必要があります。
で、ここで検討すべきなのが個人向け国債というもの。
もしかしたら名前だけは聞いたことがあるかもしれませんね。
私もこの本を読むまではどんなものか知りませんでしたが、名前だけは聞いたことありました。
国債とか聞くと何か難しいと思ってしまいがちですが、
要するにあなたが国にお金を貸してあげることです。
この本の内容通りに説明すると、「利子つけて返しますので、お金を貸してくれませんか」って国が言っているので、あなたがお金を貸してあげる。それだけのことなんです。
「でも貸すってことは帰ってこない可能性もあるでしょ。それなら銀行に預けた方が安心じゃない?」
という声も聞こえてきそうですね。順に説明していきます。
まず、上にも書いたように銀行貯金も私たちが「お金を貸している」のと同じです。
銀行は私たちから集めた預金を運用してビジネスをしています。
なので、銀行に預けておいた方が安全ってことは絶対にないです。
それにここ重要なんですが、
国債については途中で解約しない限りは元本が保証されています。
銀行の貯金も、銀行に何かあった際に基本的には元本が減らないことになっていますが、倒産などで潰れちゃうと金額によっては返ってこない場合があります。(ペイオフ)
「でも国が傾いたり無くなっちゃうとお金返ってこないんじゃないの?それなら国債もリスクあるじゃん」
なんて思う人もいると思いますが、そもそもお金についてリスクの無いものなんてないです。
タンス預金は泥棒に入られる可能性があるし、投資にしても元本が減るリスクは常につきまとう。
ギャンブルなんてハイリスクの最たるものですね。
国がつぶれてなくなる可能性と、一企業である銀行が倒産する可能性、どちらが高いかなんて考えるまでもありませんよね。
ただし、これだけは言えます。
国が傾けばまず先に銀行に影響が及びます。
重要なのはリスクとリターンのバランス
結局、大切なのはリスクとリターンのバランスです。
なるべくリスクを低く抑えつつ、リターンを最大限確保する。
お金について無知な僕たちがまず考えるべきことはこれです。
リターンの話をすると、国債は銀行に比べても利息が高いケースが多いです。
現時点でいうと0.05%ですね。
これだけ見ると低いように思えますが、試しに他の銀行の利率を調べてみてください。
※ここで「どの銀行よりも高い」とは言い切れません。ネット銀行とかだと定期預金すれば現在の国債より利息が高いケースも0ではないです。ただし、それも100万円以上でしか預金できないなど条件がついてたりしますので、1万円から買える国債に比べて利用しにくい事も多いです。
国債の種類
個人向け国債には3種類あります。以下の3つから選んで買うことになります。
・金利変動10年
・金利固定5年
・金利固定3年
名前の通り、預けている間ずっと金利が変わらないのが「3年」と「5年」のもの。
市場の金利上昇に合わせて変動(半年ごとに見直し)するのが「10年」です。
変動といってもあくまで下限は0.05%なので、0.05%より下がることはありません。
市場が上昇した時に合わせて上がる可能性があるって意味での変動です。
反対に固定は3~5年ずっと0.05%のままです。
本でもおすすめされているのは固定10年です。
当分使わないまとまったお金があるのなら、安全性の面でも金利の面でも、国債の固定10年が賢い選択といえるのではないでしょうか。
デメリットもある
ただしデメリットももちろんあります。
こちらもきちんと説明しておきましょう。
・いつでも買えるわけではない。
・途中で解約できるのは1年以上経過してから
国債は銀行にお金を預けるようにいつでも買えるわけではありません。
毎月決められた期間に買う必要があります。
月によって異なりますが、大抵は月初以外であれば買うことができます。
解約についても注意が必要です。
原則として最初の1年間は解約ができません。
また、1年以上経過後は自由に解約することができますが、その際は直近1年間でついた利息分を払わなければなりません。
まあこれは定期預金でも同じだと思います。
国債はどこで買える?
国債はもちろんお店で買うものではありません!
銀行窓口や証券会社、郵便局などで買うことができます。
ネット証券会社なんかだと「○○○万円以上で○○○円キャッシュバック!」なんてキャンペーンをやってたりしてお得なことが多いので、ぜひ一度チェックしてみてください。
紹介した本でおすすめしていたのは、最大手のSBI証券や楽天証券、マネックス証券といったところです。
最後に言いたかった事
いかがでしたでしょうか?
色々と書いてきましたが、僕が言いたかったのはまとめるとこういうことです。
「銀行よりも安全で、尚且つ利子も良いのが国債なのだから、買わない理由なんてないよね」
今回も改めて思いましたが、僕のようにお金に無知の人が知らない事ってたくさんあるんだろうなーと。
その内のまずは一つ目として今回は国債について説明してみました。
これからもどんどん勉強して、ひとつひとつお金について詳しくなっていこうと思いますので、皆さんもよろしければ一緒に学んでいきましょう!
それでは!
<今回参考にした本>